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かみゆうべつチューリップフェア

カテゴリ:地方創生

北海道湧別町は「かみゆうべつチューリップ公園」で有名な観光地です。1987チューリップフェアが初開催されて以来、毎年5月から6月初めにかけ、チューリップフェアが開かれています。

2023かみゆうべつチューリップフェアは、新型コロナウイルスの5類移行を受け、自主的な感染対策を講じた中での実施となりました。公園の総面積は12・5ヘクタールに広がり、このうち約7ヘクタールに約200品種70万本のチューリップが植え付けられています。4月から例年より早い雪解けと温暖な天候が続いたことにより、チューリップの生育も順調に進み、5月1日にフラワーリングセレモニーが行われました。

その後も好天が続き、10日頃から見ごろを向かえ、花もちも良く、昨年よりも10日長い、26日まで有料入園とし、フェアは5月31日に閉幕となりました。

この間、来園者は、畑一面、色鮮やかな花の絨毯を楽しんだようです。

フェア期間中の総入園者数は、67000人で、昨年の52000人と比較すると15000人の増となりました。
昨年に引き続き、家族連れやカップルなど、個人による来園者が増加したことに加え、外国人観光客、特に中国を除くアジア圏からの観光ツアー客が増えたことが大きな要因と推察されています。

昨年のフェアに続き2回目となる北海道出身のシンガーソングライター、半﨑美子さん(湧別町チューリップ応援大使)の「トーク&ライブ」は、あいにくの天候により上湧別中学校体育館での開催になりましたが、半﨑さんの歌声に感動を受けた、およそ500人の観客の皆さんで大いに盛り上がりました。
何度もチューリップフェアを訪れる方々も増えています。フェア期間中は、およそ1ヶ月という短い期間ではありますが、道内外から大勢の方々が湧別町を訪れ、毎年のように公園散策とともにチューリップの球根の予約購入をするために訪れる来園者もいますし、町内の商店、ガソリンスタンド、道の駅、温泉、遊園地などへの経済波及効果にも大きく貢献したとみられます。

チューリップフェアを終えると、チューリップは花が摘(つ)まれて捨てられます。お仕事紹介では花を摘む作業と摘まれた花の利活用(例えば、アロマなどふるさと納税の返礼品を含めて)を地元企業や町などと考える企画などで道内外の方々に関心をもってもらう可能性があり、町の関係者は今後もチューリップを活用した「関係人口」の構築に意欲をみせています。

この記事を書いた人

毎日新聞社で記者として水戸支局、社会部、政治部、ワシントン支局で勤務し、主に政治・外交などを取材。政治部副部長、さいたま支局長を経て、執行役員国際事業室長でアジアを中心に国際フォーラム開催やアジア進出企業などの支援事業を担当。その後、毎日アジアビジネス研究所長でアジア、東京、地方をネットワーク化し事業マッチングなどの調査・支援事業に携わり、2023年3月に毎日新聞社を退社。同4月に株式会社アジア未来総研を創業。

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