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探求学習から「田舎の小さなカフェ」

カテゴリ:地方創生

北海道湧別町にある湧別高校は創立70周年を迎える1学年1クラスの道立高校です。湧別高校の生徒は探求学習で町の魅力を引き出そうとしています。
なぜ、湧別高校で探求学習が始まったのでしょうか。

湧別町では、少子化の進行と、若年層の札幌圏への進学、就職によって人口減少が続いていて、地域の将来を担う人材が不足することへの懸念がありました。このため、小学校から中学校にかけて、ふるさと学習をはじめ地域が好きになり、地域に愛着を持つ授業に取り組んできました。高校在学中は「自ら求めよ」の校訓のもと、物事に主体的に取り組める人材を育成するため、総合的な学習の時間の中で探究学習に取り組み、さらには地域と高校によるコンソーシアムを設置し地域と協働しながら町の産業や町の特色を学習します。

探求学習を経験した湧別高校OBや在校生が中心になって<若者も集まりやすい田舎のカフェ>をうたい文句にYOUTHcafe(ユースカフェ)in湧別町のイベントも開催されました。地元の若者で構成された任意団体「ゆうべつ盛り上げ隊」が、地域の人の交流の居場所をつくるために企画したイベントです。

湧別高校の生徒会では北海道大学大学院教育学研究院とも連携し、北大祭にも出店するなど積極的な活動をしています。

こうした学習活動を充実させ、魅力ある学校づくりに、教職員や町職員と一緒に取り組んでもらえる「地域・教育魅力化コーディネーター」を募集しています。さらに全国募集や公設塾の開設など令和6年度から教育課程も含め大きく変革するそうです。

湧別高校は「関係人口」を構築するような魅力あふれるチャレンジを続けており、何よりもその姿こそが魅力あふれるものです。

この記事を書いた人

毎日新聞社で記者として水戸支局、社会部、政治部、ワシントン支局で勤務し、主に政治・外交などを取材。政治部副部長、さいたま支局長を経て、執行役員国際事業室長でアジアを中心に国際フォーラム開催やアジア進出企業などの支援事業を担当。その後、毎日アジアビジネス研究所長でアジア、東京、地方をネットワーク化し事業マッチングなどの調査・支援事業に携わり、2023年3月に毎日新聞社を退社。同4月に株式会社アジア未来総研を創業。

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