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現代美術家が「アーティスト・イン・レジデンス」

カテゴリ:地方創生

北海道遠軽町丸瀬布で活動する現代美術家、佐々木世那さん(32)が古民家をリノベーションし、「アーティスト・イン・レジデンス」(アーティストを一定期間地域に滞在させ、創作活動させること)に自主的に取り組んでいます。

佐々木さんは、東京生まれですが、幼少期を父親の実家がある丸瀬布で過ごしました。高校時代から海外で過ごし、米国の大学、大学院で美術を学び、国内外でアーティストとして立体作品の創作活動に取り組んできました。

佐々木さんは2017年、「穏やかな環境で創作ができる」と丸瀬布に移住。当初から米国で知り合った海外のアーティストが訪れました。地域住民とも交流しながら創作する環境が評判を呼び、これまで約10人が滞在しています。

8月10~13日には英国人のアーティスト、エド・コンプソンさん(31)が、町内で集めた大量のレジ袋にメッセージを書き込んでつなぎ合わせた巨大な球体をつくる、オブジェ制作を地元の高校生らと行いました。

佐々木さんの活動は海外からのアーティストばかりでなく、日本の都市部から若者らを惹きつける魅力があります。

遠軽町もこの取り組みに呼応して、地域住民との交流する事業やアーティスト招へいに支援を行っています。町では、移住・定住、「関係人口」創出に向けた取り組み「遠軽町スローライフ等応援事業」やお試し暮らし体験住宅の利用者を募集しています。

佐々木世那氏(Sena Sasaki)
オーストラリアのメルボルンにあるフォレストヒル高等学校を卒業後、アメリカのボストンにあるTUFTS大学を卒業し、美術学士(BFA)を取得。その後同国ニュージャージー州にあるRUTGERS大学院で美術学修士(MFA)を取得。RUTGERS大学では大学教授として色彩論やドローイングのクラスを教える。また、ニューヨーク州ブルックリンにある中学校IS187 (クリスタ・マカウリフ)のアフタースクールでアートクラスの教師を担当する。2018年にM.A.R.Sを設立し、同時にアーティストとして国内外で活動。2021年にはアメリカ・ロサンゼルスで個展「North Star」を開催する。

この記事を書いた人

毎日新聞社で記者として水戸支局、社会部、政治部、ワシントン支局で勤務し、主に政治・外交などを取材。政治部副部長、さいたま支局長を経て、執行役員国際事業室長でアジアを中心に国際フォーラム開催やアジア進出企業などの支援事業を担当。その後、毎日アジアビジネス研究所長でアジア、東京、地方をネットワーク化し事業マッチングなどの調査・支援事業に携わり、2023年3月に毎日新聞社を退社。同4月に株式会社アジア未来総研を創業。

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