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オホーツク海 湧別漁業私史 ~清宮一雄の「覚書」から~ 出版

カテゴリ:特集

この度、2024年8月 30 日に株式会社アジア未来総研代表、清宮克良が書籍を出版いたしました。 清宮の出身地、北海道のオホーツク海に面した湧別町の漁業史を父親である一雄氏の「覚書」をもとに描いております。

近隣地域にお住まいの方または、北海道周辺にゆかりのある方はもちろんのこと、「地方創生」に関わる皆さまにとっても、歴史から未来を紡ぐ一つの道筋として、ぜひご覧いただきたいです。

オホーツク海 湧別漁業私史
~清宮一雄の「覚書」から~
著|清宮克良
書籍:
1200円(送料、税込)
note:
1000円(税込)

概要

代表の清宮が冒頭に記した「はじめに 」の「覚書に見るヘミングウェイのリアル」から概要の一端を紹介します。
老人 と海』は 20 世紀の米国の作家アーネスト・ヘミングウェイの海洋小説である。ヘ ミングウェイは1953年にピューリッツアー賞、1954年にノーベル文学賞を受賞し た大家である。
84 日間、一匹も取れない日々が続いていた人漁師が、小舟でひとり漁に出て巨大なカジ キと遭遇する。死闘の末、カジキを仕留めるが、その後もカジキを狙うサメとの戦いが続く。 「 間ってやつ、負けるようにはできちゃいない」人
は言った。「叩きつぶされることは あっても、負けやしない」(老人 と海』、高見浩訳・新潮社文庫、109ページ)
人漁師の姿を通して、海を相手に懸命に生きる 間の力強さが描かれていた。やはり漁師 は自然の脅威と相対して危険が伴う。 私のふるさと、北海道のオホーツク海は豊かな海の
幸を与えてくれるが、その分、厳しい自然を相手にしなければならない。そう思いながら、 父、清宮一雄が書き残した「覚書」に目を通すと、「ヤリッパセ」というタイトルの短い文
章に、海に生きる漁師の切羽詰まる瞬間が描かれていたのでハッとした。父によると、「ヤ リッパセ」の意味は、遭難しそうになった時、最後の手段として海岸の砂地などに乗り上げ ることであるという。
オホーツク海に面する湧別町の漁業は今でこそ、ホタテの地まき漁業のおかげで豊かさ の象徴になっているが、その豊かさにたどり着くまでには苦難の歴史を積み重ねてきた。 北の海に生きる漁師の原点は常に自然の厳しさと向かい合うことである。「
間ってやつ、 負けるようにはできちゃいない」。 湧別漁業私史は、清宮一雄の「覚書」であるとともに、 海に生活の糧を求める全ての漁師の生き様にも共通するとの思いを込めて記録に残すこと とした。

目次

はじめに 清宮克良「覚書に見るヘミングウェイのリアル」

第1章 オホーツク海と漁師
清宮一雄 覚書「ヤリッパセ」
清宮一雄 覚書「父の死」
清宮克良 コラム「室蘭工業大学老漁業関連方言語彙の比較調査』」

第2章 源流
清宮一雄 覚書「茨城県大野村角折」
清宮一雄 覚書「千島国択捉島」
清宮一雄 覚書「湧別浜」
清宮一雄 覚書「曽祖父 祐次郎」
清宮一雄 覚書「悪夢の機雷爆発」
清宮一雄 覚書「叔父の戦死」
清宮克良 コラム「択捉島水産会と千島歯舞諸島居住者連盟」

第3章 前浜の風景
清宮一雄 覚書「春ニシン」
清宮一雄 覚書「浜の四季」
清宮一雄 覚書「漁師の風習」
清宮克良 コラム「日本海事史学会と和船の研究」

第4章 インタビュー ホタテ地まき漁業黎明期
阿部俊彦湧別漁協組合長「ホタテ放流と漁業調整」
刈田智之湧別町長「浅野謙吉さんとホタテの四輪採制」

第5章 漁家婦
清宮良子「サロマ湖風物詩 やまびこ」 清宮良子「婦 部全戸加入を実践して」

第6章 解説
中島一之湧別町ふるさと館JRY館長「覚書に寄せて」
あとがき
清宮克良「私史を引き継いだ親族に感謝を込めて」

オホーツク海 湧別漁業私史
~清宮一雄の「覚書」から~
著|清宮克良
書籍:
1200円(送料、税込)
note:
1000円(税込)

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